サバニ・ツアー

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糸満海人工房の上原謙さん

海人工房の上原謙さんが、ANAの機内誌「翼の大国」7月号に掲載されている。上原さんの自宅に併設されていた、私設博物館「海人工房」は現在、糸満海のふるさと公園に移転している。展示品はずいぶん整理されて、見やすくなった。糸満の漁業と漁具を勉強するには、もっともふさわしい場所だ。上原さんのお話を聞いているだけでも、一日が過ぎてしまう。サバニの歴史と構造になると、思わずこちらも熱くなってしまう。

過去の遺物を保存するだけでも、大変な努力が必要とされる。しかし上原さんは、それだけではない。サバニ、ミーカガン、ゥエークなどの製作技術そのものを伝承している。まことに希有な、糸満の宝といえよう。

帆かけサバニ・レースの案内が届きました。

第1回「帆かけサバニ・レースinやんばる」の案内がFAXで届きました。サバニ・チームヘンサーも参加できるよう検討したいと思います。ご希望の方はお知らせください。

第1回「帆かけサバニ・レースinやんばる」実施要項

日時 2010年4月25日 予備日5月2日

開催場所 沖縄県名護市21世紀の森ビーチ

参加費 クルー1名につき1000円

詳細はやんばるサバニ・レースのサイトをご参照ください。

移転途中の海人工房を訪ねる

那覇へ戻る前に、上原謙さんをお訪ねした。サバニ好きにはたまらないお話が聞ける。

糸満の上原謙さんが自宅で開設していた博物館、「海人工房」が、糸満ふるさと公園内へ移転した。まだ展示品の移設は終わっていないとのことであったが、すでに地元小学校などからの見学日程が決まっており、忙しくしておられるところを、案内していただいた。
糸満海人が使用していた漁業用具を、これまで独力で収集してこられた努力には、本当に頭が下がる。海人文化を伝える貴重な資料の収集と活用を、個人の努力に任せておくだけでよいのだろうか。伝統的な行事の継承、文献資料の整備とともに、漁業用具は海人の生活を伝える大切な資料だ。

親しくしていた故上原初保が作ったサバニのユートゥイ(あかくみ)も、大切に展示されている。

サバニの新しい社会的価値

サバニ、漁船からプレジャーボートへ

サバニは、沖縄固有の伝統的な小舟である。しかしサバニは伝統を受け継ぐだけの、過去の遺物となったのではない。確かに漁船としては、積載量の大きい和船が、一部を除いて、すでに沖縄ではサバニに取って代わっている。今ではサバニの多くが漁労用の小舟から、プレジャーボートの一種へと、社会的役割が移行しているのだ。レースや長距離ツーリングといった、サバニの新たな存在価値が生まれてきていると言って良いだろう。
すでにプレジャーボートとしてのサバニ愛好者は、発祥の地である沖縄のみならず、全国に広がっている。サバニ・レースは座間味だけではなく、沖縄各地で開催されるようになった。
サバニの社会的価値を高める一助となることを願って、我々ヘンサーも、活動を続けていきたいと考える。

サバニ愛好者が、サバニの伝統や、古式という外形にこだわるのは大切なことである。また同じように、サバニの内面となる、舟艇としての優れた性能に注目したい。性能とは、スピード性、操縦性、凌波性、耐久性、コストパフォーマンスなどを言う。
サバニにだけではない。舟がそれぞれの用途に対して最高の性能を発揮するよう、造船技術者は乗り手とともに、常に伝統に改良を加えてきた。そして船型と材質改善の努力は、現在でも船匠と乗り手によって継続されている。日の目を見ることがないその努力に、心からのを敬意を捧げたい。
その結果サバニは、世界で最も優れた性能を有する舟艇の一つへと進歩した。

アジア一帯の舟艇に、サバニの持つ優れた性能との類似性が認められることは、よく知られている。性能の類似性は、ヨット設計家である故横山晃が船型の比較分析を行い、明らかにした。詳しくは、サバニの性能と特性のページを、ご覧頂きたい。サバニの持つ特性が、ヨットやボートに対して与えている影響も大きい。
しかし造船力学的な性能だけではなく、サバニを走らせるためのセーリング技術、ナビゲーション、運用術などは、さらに改善して行くことが必要であろう。
サバニは沖縄固有の艇である。しかしそのルーツには、アジア全体への広がりが存在することを忘れてはならない。

 

サバニ・チームヘンサーは2009年、第10回サバニ帆漕レースへ出場します。

サバニ・チーム・ヘンサーは2009年6月28日(日)、0800時にスタートする、座間味から那覇への第10回サバニ帆漕レースへ参加します。レースの詳細はこちらを参照してください。

チームのスケジュールは、後日詳細を発表しますが、以下の日程で行動する予定です。チームはレースの時に乗り組むクルー・メンバーと、サポート艇で伴走するサポート・メンバーとで構成します。日程の中から、都合の良い日を選んでご参加ください。

6月25日(木)・・・ヘンサーを糸満で整備組み立てし、テストセーリング。(糸満民宿泊)

6月26日(金)・・・ヘンサーを糸満から座間味島へ自力回航。(座間味島民宿泊)

6月27日(土)・・・座間味島でパドリングとセーリング練習、午後からレース参加艇のインスペクション。(座間味島民宿泊)

6月28日(日)・・・レース参加およびサポート艇で伴走、レース終了後は那覇での表彰パーティへ参加。(糸満民宿泊)

6月29日(月)・・・糸満でヘンサーの掃除と後片付け。

参加要領は、こちらをご確認ください。
お申込み前に、お申込みの条件開示をご確認ください。
お申込みは、こちらのフォームからお願いします。