8月の月例坐禅会
8月22日の坐禅会は、6名の参加者だ。2炷目は警策を持って回る。10年以上に渡って使ってきた警策が、たたいた時に割れてしまった。有名萬物之母の文字は、先代の南揚道和尚(前仁和寺門跡)様のご染筆だ。惜しいが、割れた時の参加者にあげることにする。
熱帯夜の坐禅会に参加する
慈眼院へ早めに着き、本堂へ入る。出入り口には、すでに蚊取り線香が2箇所置かれている。おかげで内部は、蚊の襲来が少ないので助かる。
開始する時刻になったが、まだ日が明るい。今日は、次々と参加者が増えて10名となる。しばらく休んでおられた方も来られたので嬉しい。
無事に終了して書院へ移ると、机の上には冷たいお茶が用意されている。お菓子は大きなくるみ餅だ。よく冷えている。お茶もお菓子も、和尚様が自ら用意していただいているようだ。ありがたく平らげる。坐禅も、その後のお茶飲み話も楽しみだ。書院の花は涼しげだ。白のむくげに矢筈ススキと金水引が添えられている。
6月の月例坐禅会
梅雨の最中であるが、今日は一日中青空だ。仕事を終えて慈眼院へ向かう。7名の参加者だ。坐禅を終えて、いつものように書院でお茶を頂く。千葉であった娘の殺害事件の判決が南寿明和尚様のお話だ。周りに相談できる人がいなかったのだろうか・・・、何とも言いようのない感想を皆が漏らす。
風が吹いてきたので、楽しみにしていた蛍は出てこないようだ。和尚様に庭の沙羅双樹を見せていただく。暗がりの中に、白い花が落ちている。枝の先に花が付くと、一日で落ちるそうだ。コケの上には、すでに5,6個の白い花が落ちている。平家物語が始まるくだりの花だ。「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす・・・」、どきりとする一節だ。