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5月
28

人間はおもしろい。

強そうな人は、実は弱い。強い主張、強い態度や自信、それらはかえって弱い自分を補おうとする働きであることが多い。
真に強い人は、実はおとなしそうに見えるものだ。
愚かな人は賢く見えるように振る舞う。賢い人は、愚かそうに振る舞う。
冷酷な人は、思いやりが深そうに見える。温かな人はさりげない。
これらは他人のことではない。自分自身の中に、すべてが含まれているのだ。
人との出会いに、油断は禁物、自分にも相手にも。井伊直弼が一期一会と言っているのは、本来そのような意味ではないだろうか。

自己の全体像

自己の全体像

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2月
19

たじりマリーナの春はもうすぐ

田尻漁港朝市は、もう春の魚でいっぱいだ。めばると、トコブシを買った。友人の甚田さんが久しぶりにマリーナへ来てくれたので、二人でヨットを出す。青空が広がり、穏やかな西風が吹いている。波もない。関空に近づき、連絡橋をくぐって戻ることにした。短時間だったが、とても気持ちよい。

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2月
12

早逝した愛しき者たちを偲んで

2012/02/12 崎山正美

先日、友人が弱冠62歳で旅立ってしまった。難しい病気を患っていたが、一縷の望みは、本人はもとより周りの人達にもあった。それだけに、死去の第一報は大きな衝撃であった。

お通夜の後、大阪から駆けつけてきた友人と語らった。偶然にも、彼と私はこの年の初めにほぼ共通の体験をしていた。お互いに知らないうちに大事な人を失っていたのである。私の場合は亡くなったことも、病に伏していた事も知らないままにである。なんと享年52歳の若さであった。私自身はそのことで呵責の念にさいなまれている。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」とは、高校の古典の授業で習った平家物語の冒頭の一節である。生を謳歌する若者たちがこの意味を理解するのは難しい。私のような50代以上の者は長い時間生きてきて無常という感覚は身についてきたものの、それでも愛する者や自分が人生を閉じるということは、信じたくも、理解もしたくないというのが本音である。
ところで、「諸行無常の響き」は仏教の教えから来たもので次の詩に原点があるようだ。

諸行無常
是生滅法
生滅滅己
寂滅為楽

寂滅とは、悟りを開き、あの世に逝く事を言うらしいが、私達は容易に悟れない。しかし、寂滅とは何かを理解するにふさわしい映画を今年の始めにBSで見た。
前にも書いたように映画「生きる」は、短い人生のまさに終りの場面で公務員としての使命を果たし自らが建設に当った公園のブランコに腰掛けたまま逝った男の物語であった。
その男が歌っていたのが「命短し恋せよ乙女・・・」で始まるゴンドラの歌であった。
ガンを患っている事を宣告された彼は、妻と息子と暮らしていた幸福の日々を回想する。妻とは早くに死別し、息子が成人してからは、彼は孤独であり、生きがいのない毎日であった。その彼が自分の人生の終りが近いことを悟って一念発起したのが住民のための公園づくりであった。彼の最後はまさに寂滅といえるものであったと思うのである。

1990年に「髪結いの亭主」というフランス映画が上映された。監督はこの作品で一世を風靡したルコントである。
粗筋は身寄りのない女性が理髪店に住み込みで勤め、その後この店のお客に一目ぼれされ結婚し、幸せな毎日を過ごすのだが、かつて世話になった雇い主を老人ホームに見舞いに行った雷雨の夜家を飛び出し激流に身を投げてしまう。
身寄りのない彼女だからこそ今の幸せがいつか消えてしまう不安がつきまとい、また年齢を重ねることが不幸に見える周りの現実に耐えられなかったのかもしれない。
この映画の結末を私はなかなか理解できなかったが、最近、彼女が無常に耐えられなかったのではないかと理解するようになってきた。悟りとは無常の世に向き合い、人らしく精一杯生きる事かもしれない。

それでは、人らしくとは何か、それも難しいのだが、易しく言えば最後に「ありがとう」と言う言葉を発することができるかどうかであろうか。大阪から駆けつけた友人は、ダライ・ラマから直接、「悟るという事は、人に優しくすることです。しかし、身近な人に優しくすることはなかなか難しいものです」という教えを聞いたという。

やがて、3月。今年も退職者を送り出す季節が近くなってきた。そこには私も含まれる。定年という言葉はどこか寂しい。そしてやがて高齢者と呼ばれるのかと思うとより複雑な気持ちになる。
私は、今度定年される職員より2年も前に還暦を迎えた。還暦になって思ったことは、「何故60歳なのだ!」、「何時の間に?」、「信じられない!」の繰り返しであった。

私たちの還暦祝いを兼ねた同期会には、恩師も招かれた。そこで、一人の恩師の挨拶に元気をもらった。「君たちは、60歳になったからといって年寄りになったと嘆いてはいけない!生涯現役の気概をもて。私だって日々体を鍛えながら充実した毎日を過ごしている」と激励してくれた。確かに先生は、魅力的であった。

さて、充実した日々とは何であろうか。人それぞれに異なるではあろうが、寂滅は一つのキーワードであるように思う。ある診療所に伊江島で「土の宿」を営む木村浩子さんが筆をとったと思われる聖書の一節が額に飾られている。
わが土に還る日のために 植えおかん 青くやさしき翳を持つ木々を
宗教は違えども、私たちの行いや人生は、土に還る日のための準備というのが共通の教えのようだ。
早逝した愛しき者たちを偲んで 合掌

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2月
09

友人の死

「オットーが亡くなりました。」 本人の携帯からかかって来たが、話し始めたのは、息子の玉城洋平君だった。2月7日のお昼頃だ。
糸満漁港に浮かんでいた玉城剛さんのヨット、「ブラックシャーク号」を訪れたのは、もう35年前になる。「ブラックシャーク号」は玉城さんが自設計自作したという。ハル(船体)は信天翁二世号と同じ、合板製だ。ヨットにはY21を自作中の大城豊さんと、海人の上原初保さんがいた。
コクピットで、宴会が始まる。泡盛の上澄みを、少しだけ捨ててからコップにつぐ。良くない油が浮いているからだという。

その後しばしば糸満を訪れることになった。 100歳まで生きると豪語していた上原初保さんは、すでに亡い。玉城剛さんが、その次となった。
大城豊さん、崎山正美さんと共に、通夜 へ行く。自宅は新築になったばかりだ。字糸満0番地にあった前の家が、道路拡幅のために立ち退きになったからだ。新築の家には、1ヶ月も住まなかったことになる。

夜になって3人で、韓国料理店「ソウル」へ行く。なんだか元気が出ない。まだ信じられない思いだ。酒豪の豊さんも、ビール2杯で終わる。タクシーを呼んでもらい、早々に戻ることにした。

 

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1月
26

宜野湾マリーナから、中北部を訪ねる

良かった、今朝は二日酔いにはなっていない。酒豪伝説のおかげだ。
朝食を済ませて、宜野湾マリーナと、嘉手納マリーナへ行く。嘉手納マリーナは米軍の施設であるが、ASAのヨットスクールとしても活動している。
北風が強く、今日も寒い。マリーナをでて、近くのそば屋へ行く。グレッグさんおすすめの「海の見えるそばや」だ。
ソーキそばもあるが、三枚肉そばを注文する。あっさりしてこくがある、すばらしいだしだ。かまぼこも、三枚肉も実においしい。麺はアルデンテで、とても 好きだ。今まで食べた沖縄そばの中でも、もっともおいしいと言ってもいい。

そばを堪能して次は、ちゅらうみ水族館へ向かう。何度来ても、すごいなと思う。リーフに囲まれた向こうには、東シナ海が広がる。西側には、伊江島が見える。
ヒトデや、なまこを触らせてくれるコーナーがあったが、怖そうなので、やめておく。

今帰仁城趾へ行く。さくらまつりと書いてあったからだ。琉球桜はまだ3分咲だ。城趾は山頂にあるので、冷たい北風が吹き付けてくる。ダウンジャケットを着ている人が多い。

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1月
25

寒さに震える沖縄

社員研修で沖縄へ来た。なんという寒さだ。フリースのジャケットを着ていても、まだ震える。これでは大阪と変わらない。冷たい雨まで、降ってきた。
レンタカー会社へ立ち寄り、糸満フィッシャリーナへ行く。次は居酒屋ゆうなへ集合だ。豊さんを始め、崎山さん、下門さん、名城さん、牧野さんが待ってくれていた。挨拶と口上を述べてから、酒盛りが始まる。見なれないスーツにネクタイ姿なのは、正月だからだ。
泡盛が止まらない。牧野さんからもらった酒豪伝説を飲んだので、安心だ。

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1月
04

山の中でのお正月

高野山の山麓にある友人の自宅を訪ねた。森岡さんと百合子さんは、ご夫婦共に陶芸家だ。天野の山の中に窯を築き、仕事をしている。

元旦の午後に着くと、韓国から先客が来ておられた。栗田英二さんとヨンナさんだ。栗田さんは、川柳も得意にしておられるようだ。良い作品なのかどうかわからないが、3句記載しておく。

星を見て北を間違えるヨットマン

太平洋言葉と二人乗るヨット

一周しねじれて帰ったヨットマン

2日の朝は皆でそろって、近くの丹生都比売神社へ初詣に行く。雪の残る中を30分ほど散歩だ。願い事をした後は、おみくじを引く。3回目でようやく、中吉がでた。境内の茶店でぜんざいを食べる。えらく小豆が少ない。手作りこんにゃくを買って、帰途につく。

二日間食べては飲み、おかげで本当にゆっくりした休日となった。

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12月
30

ラムと船乗り

ビールは労働者の飲み物、船乗りはワインだ。ジンは百姓の飲むもの、ラムを飲むのが船乗りだ。ある友人から聞いて以来、ことあるごとに吹聴して、実践している。

カリブ海はラムの本場だ。アンティグアに行ったとき、試飲したラムがとてもよかったので、買って帰った。味はまろやかだし、香りが鼻の奥に立ちのぼる。ダークな色が氷に透けて、何とも言えない雰囲気だ。大事にしていた一本が、空けられてしまった。友人たちに飲み干されたのだ。しまったと思ったときは遅かった。

お気に入りのEnglish Harbourは国内でも売っていることがわかった。もう安心だ。次の機会に備えて、さっそく2本仕入れた。

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12月
28

シュトーレンを頂いた 

クリスマスの前日に、手作りのシュトーレンが届いた。さっそく箱を開けると、中にはテーブルランナーが入っていた。モノクロームで市松模様のように織りだしてある。広がる海原のようなイメージで、とても上品だ。これも手作りだ。早速テーブルに広げて、コーヒーを入れる。

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12月
21

カキが届いた

大きな富有柿が届いた。京都の友人が送ってくれた、大枝のカキだ。よく熟れている。大好物なので早速むいて食べる。
食べた後は、薪ストーブに火を入れ、読書する。いつの間にか眠っていた。休日のほっとするひとときだ。

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