22世紀研究所・ヨット

ハノイの国立美術館へ行く

土曜日に工場のあるニンビンからハノイへ移動して、New port hotelへ一泊する。1泊2800円だ。翌日は午後からベトナム国立美術館へ行く。といっても、車で案内頂くのは、いつも宮澤さんだ。
美術館は意外と人出が少ないので、有り難い。午前中見に行ったショッピングセンターは、あまりの人出で頭が痛くなった。

焼き物は1階に展示室がある。白磁、青磁、鉄絵、染め付け、みな本物のすごさだ。監視の人が少ないが、大丈夫かと心配する。少数民族のファッション、織物、漆器、籠、実に手の込んだ細工だ。螺鈿は沖縄から来たのだろうか。使っている貝は夜光貝ではなく、アワビだ。沖縄にも螺鈿用のアワビが、北国から輸入されていたのかもしれない。お茶道具に使いたいくらいだ。宗教画も、面白い。閻魔さんに判決を下されて、熱湯につけられる人は贅沢三昧の人だ。焼かれて犬のえさになる人もある。自分でも地獄絵を持っているが、面白いほどストーリーが似ている。

次に本館へ移動する。こちらは絵画と彫刻だ。中世から近代までの代表作品だ。戦いと、ブッダがアートのテーマとなっている。しかし多くの作品のには、帆船が背景をなしている。兵士と家族が海辺へ集まり、帆舟で漁労を営んでいる。出征する女性兵士の背景もそうだ。船を操るのは、得意なのだろう。こんな人たちとデルタ地帯で戦って、勝ち目はない。中国、フランス、日本、米国と攻め込んだ国はみな敗退した。

家族との情愛も、細やかで濃密なようだ。腕に抱きついて離れない幼子、泣きながら弁当を渡す妻。出征する兵士も泣き顔だ。情愛を隠さないのは、むしろ負けない強さを持っているからに違いない。

4時間は美術館にいたが、まだ足りない。次の機会にまた来よう。

 

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